2013年3月31日日曜日

佃島の猫



佃島の井戸の水汲み場で近所の皆さんに可愛がられてるらしい野良猫のみーちゃんであるのである。

この井戸にはペットボトルが並べて置かれているので、近所の人の飲料水に使われているのか、おばさんたちが数人お座りになって、いわゆる井戸端会議の真っ最中にあたしが通りがかったのである。

そしたら、その井戸の周りの植え込みに猫がいるのである。

あたしがその猫を映してたらおばさんたちがそれに気づいて、「みーちゃんなんたかんたら」とお声をおかけになったのであるが、みーちゃんはそそくさとお逃げになったのである。

おばさんたちがこの猫をおかわいがりであることがよーくわかるのであるが、みーちゃんの方はどうも生粋の野良猫なのか、注目されるのが嫌いらしくお逃げになったのである。

メディアで下町情緒が喧伝される佃島周辺も、実際に言ってみると見上げるような高層ビルがあちこちに立ち並び、この先もどんどん近代化されて、いわゆる下町情緒のある場所がどんどんなくなってる状況であるわけであるが、この周囲は佃島界隈の雰囲気を残す数少ない下町ご近所付き合い地域コミュニティ井戸端会議エリアであるのかもしれないのである。

まあ、時代はいやおうなく進み、どんどん他人との関わりが薄くなる生活住環境になるわけであるが、それでも人間は1人では存在できないわけであるので、なんとか猫も含めて仲良く暮らせるお楽しみ空間を醸成して行きたいもんであるのであるが、ううう、思ってもいないおためごかしを書き始めてしまったので着地点が見えなくなってしまったのである。

原点に戻れえええええっ、悪霊退散悪鬼調伏、りんぴょうとうしゃかいちんれつざいぜんっ、ええいっ、どえええいっ。

九字(くじ)は、道家により呪力を持つとされた九つの漢字であるのである。

西晋と東晋の葛洪が著した『抱朴子』内篇巻17「登渉篇」に、抱撲子が「入山宜知六甲秘祝 祝曰 臨兵鬥者 皆陣列前行 凡九字 常當密祝之 無所不辟 要道不煩 此之謂也」と入山時に唱えるべき「六甲秘祝」として、「臨兵鬥者皆陣列前行」があると言ったと記されているそうであるが、あたしが直接それを聞いたわけでもないので、ほんとかどーかはなんともかんとも言えないのである。

まあ、とにかく、以後古代中国の道家によって入山時に九字を用いることが行われることとなったわけであるつーことであるのである。

これが後に日本に伝えられ、陰陽道、密教や修験道等で主に護身の為の呪文として行われた。

この文句字句を唱えながら、手で印を結ぶか指を剣になぞらえて空中に線を描くことで、災いから身を守ると信じられてきたのであるのである。

しかし、「抱朴子」の中では手印や四縦五横に切るといった所作は見られない為、九字護身法の所作自体は後世のでっちあげであるとされるつー見方が正解であるかもしれないのであるつーことであるのである。(

また、十字といって、よせばいいのに九字の後にさらに一文字の漢字を加えてめんどくさくして、どーゆーわけかそれで効果を一点に特化させるてな、意味不明のものも登場して、その一文字の漢字は特化させたい効果によって異なるつーことで、まあ、この世界の特徴で我も我もと言ったもん勝ちで、いろいろな九字をどんどんでっちあげたわけであるのである。

天元行躰神変神通力(てん・げん・ぎょう・たい・しん・ぺん・じん・つう・りき)
真言宗や法相宗等で用いられる。

朱雀・玄武・白虎・勾陣(陳)・帝久(帝公、帝正、帝台、帝后、帝禹)・文王・三台・玉女・青龍(すざく・げんぶ・びゃっこ・こうちん・ていきゅう・ぶんおう・さんたい・ぎょくにょ・せいりゅう)
室町時代の陰陽師安倍有世(晴明の14代目の子孫)の末裔である土御門家が用いる。

青龍・白虎・朱雀・玄武・勾陳(空陳、空珍)・南斗(南儒)・北斗・三台(三態)・玉女(玉如)(せいりゅう・びゃっこ・すざく・げんぶ・くうちん・なんじゅ・ほくと・さんたい(さんだい)・ぎょくにょ)
古来より中国で用いられ、こりゃいいとゆーので日本にも伝承。

青龍・白虎・朱雀・玄武・勾陳・帝台・文王・三台・玉女(せいりゅう・びゃっこ・すざく・げんぶ・くうちん・ていだい・ぶんおう・さんたい(さんだい)・ぎょくにょ)
陰陽道が九字を取り入れた際に字を四神、神人、星神の名にてきとーに、いや、ちがう、その、なんだ、ああ、あれだ、適宜に置き換えた物。

令百由旬内 無諸衰患(りょう・ひゃく・ゆ・じゅん・ない・む・しょ・すい・げん)
病魔等を払うと言い張ってるありがたーい九字。

阿耨多羅 三藐三菩提(あ・のく・た・ら・さん・みゃく・さん・ぼ・だい)
大乗仏教が悟りを定める文であるとされるAnuttara samyaksaMbodhiに当てたこじつけ、いや、失礼、当て字の九字。

臨兵闘者 皆陣列前行(りん・ぴょう(びょう)・とう・しゃ(じゃ)・かい・じん・れつ・ぜん・ぎょう)
臨む兵、闘う者、皆 陣列べて(ねて)前を行くてな意味合いで、九字の元祖であるつーことであるが、前述のとおり「臨兵鬥者皆陣列前行」が元祖つー意見もあるので、何がなんだかわからんのである。さらにこれが最も強力な九字と言い張る人がいるつーことであるが、その人がいったい誰なのかは定かで無いのである。

臨兵闘者 皆陣列在前(りん・ぴょう(びょう)・とう・しゃ(じゃ)・かい・じん・れつ・ざい・ぜん)
意味は臨む兵、闘う者、皆 陣列べて(ねて)前に在りてな意味合いであり、現在では最も有名な九字のひとつで、主に真言宗が用いる。

臨兵闘者 皆陣烈(裂)在前(りん・ぴょう(びょう)・とう・しゃ(じゃ)・かい・じん・れつ・ざい・ぜん)意味は臨む兵、闘う者、皆 陣烈(裂)れて(きて)前に在りてな意味合いで、これも現在では最も有名な九字のひとつであり、仏教系が用いる。

臨兵闘者 皆陳列在前(りん・ぴょう(びょう)・とう・しゃ(じゃ)・かい・ちん(じん)・れつ・ざい・ぜん)意味は臨む兵、闘う者、皆 陳列べて(ねて)前に在りてな意味合いであるが、さらにこれも現在では最も有名な九字のひとつだらけの中のひとつの九字で、密教系が用いる。もちろん密教真言のチャクラ覚醒効果を世間チマタの無能のために苦難に喘ぐ能なし衆生の皆々様方に流布せんとすることを象の大神差なの神威により御役目神選行者先達を自負する神罰仏罰霊障タタリサタン悪霊どんとこいの神の光カクテル光線霊波のネオンサイン出たとこ勝負お笑い教団象源教師範家元象師匠ご愛用の九字。

つーことで、ううむ、つーことでもさすがに飽きてきたので、つーことでを自粛したいのであるが、てなことでも飽きてるのでいっしょに自粛するのである。

まあ、自粛するのであって、使用を止めるわけではないので、今後共、読者の皆様方のご理解とご鞭撻を心よりお願いする次第であるのである。

そんなわけで、今回は猫から九字までという幅広いテーマでお送りいたしましたのである。

うまいねどーも、にくいよこんちくしょー。

もう、長すぎるからいいかげんにやめなさいったら。

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