2013年3月8日金曜日

築地場外市場のファンヒーター犬



築地場外市場でなんか食いたいつーことで、海鮮料理の店をあれこれ物色して歩いてた時に、海産物店の脇で見かけた犬であるのである。

まあ、なにしろこの時はまだ1月中旬であったので、東京都内とはいえ戸外は寒いことこの上なくて、毛足の短いこの犬は寒かろうということで、服を着せられて箱に入れられて、それでも寒かろうということでセラミックファンヒーターで暖められているわけである。

まあ、この状態でファンヒーターが効果があるのかどうかは不明であるが、犬は満足らしく実に気持ちよさそうにしているのである。

これ、やっぱり、ここの店主さんが家でお飼いの室内犬であると思うのであるが、だからいつも人間といっしょにリビングなんかのあれこれの暖房の中でぬくぬく暮らしてるんだろうね。

だから、外に出るときは人間同様に服を着ないと風邪を引くと思うのか、寒くてかわいそうだと思うのか、服を着せて箱に入れてさらにセラミックファンヒーターで温めているわけである。

これが何気なく店先のステンレスの調理台の上に置いてあるのであるが、通行人である観光客の皆さんの反応は薄くて、例によって定番の「きゃあかわいい」てなことをいうおねーさんはいても、ファンヒーターに気がつく人はおられないのである。

昼時であるので、観光客のほとんどはあたし同様に海鮮料理の店をあれこれ品定めしてるか、中高年老年の皆さんは海産物を買おうと真剣にあれこれいろいろ見て歩いてるので、それ以外のものには興味がないわけである。

まあ、童謡にもある通り、寒いのが嫌いな猫と対照的に、雪が降ると犬は喜び庭駆け回りで、元来お外で元気に生活できるようになっていると思うのであるが、この犬はこれでもかと大切にされ過保護にされてすっかり人間の子供化してしまったわけである。

この犬の年齢は顔つきではわからんが、とてもおとなしいので、高齢であるゆえの寒さ対策かもしれないのであるが、それにしても飼い主の溺愛寵愛ぶりがよーくわかるのである。

まあ、よくいうが犬はものが言えないのでよけい可愛いてなことで、幼児扱いになってしまうご家庭が多いのがうなづけるのである。

うちの近所の皆さんの犬の散歩の状況を見てると、小型室内犬の場合はほとんが服を着せられているので、まあ、昨今はどこの犬も同じような状況で飼われているわけである。

あたしも子供の時から2頭の犬を飼った経験があるのであるが、いずれも日本犬の雑種で丈夫この上なかったので、真冬の雪降る日でも服なんか着せるわけもなくて犬小屋の前につないでほったらかしであったのであるが、両方共十数年元気に生きてお亡くなりになったのである。

しかし、これもし路上生活をさせたら、育ちの悪いあたしの方が勝つんじゃなかろうかつーよーな感じもするのである。

てなことでね、どうでしょうか、どれどれ。

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